住宅の熱中症対策

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当記事では、住宅に置ける熱中症対策について詳しく解説していきます。住宅でできる熱中症対策について知りたいと考えている方や、京都で性能に優れた住宅を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

日よけを設置する

幅2m・高さ2mの西向きのガラス窓は、日よけがない状態だとストーブ2台分くらいの熱が入りこんでしまうと言われています。日よけの設置は日差しによる影響を和らげる効果が期待できるため、熱中症対策に有効だと言えます。

日よけ装置には、よしずやすだれ、水平ルーバー、ロールスクリーン、格子などさまざまな種類があるため、施工会社に相談しながら、住まいに取り付けてみるとよいでしょう。

参照元:【PDF】京都府立大学「住まいと住まい方による熱中症予防」(https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/sympo/20180604_3.pdf)

芝生で照り返しを軽減する

針葉樹でも日陰は涼しいものであるため、一旦緑の葉を用いて日差しを受け止めると、日陰は涼しくなります。それは、葉の中に地中から吸い上げた水分が含まれていて、絶えずに蒸散することによって気化熱で表面温度の上昇を抑えているからです。

葉の表面温度は、気温と同程度になると言われています。芝生は表面積が大きいことから放熱しやすく、コンクリートや土と比較すると熱を吸収しにくい作用があることも特徴の1つ。

このような特性を持つ芝生を利用すると、照り返しを軽減することに繋がると考えられます。

ベランダにはすだれをかける

ベランダにすだれをかけるのも有効な方法の1つです。すだれやよしずには適度な隙間があることから、通気性に優れ、室内に熱がこもるのを防ぐ効果が期待できます。また、すだれは日よけとしても利用でき、隙間から風を取り入れることも可能です。

霧吹きなどを用いて、よしずに水をかけると水分が蒸発することによる気化熱の働きによってさらに涼しく保つこともできます。以上のことから、すだれを取り入れると熱中症対策に繋がると考えられます。

緑のカーテンで直射日光をさえぎる

葉がたくさん茂った「緑のカーテン」を使用すると、窓から入りこむ直射日光を遮ることができ室内温度の上昇を軽減できます。緑のカーテンを設置することによって、建物の壁に熱を溜め込ませず、ヒートアイランド現象の緩和にも繋がるのです。

植物が根から吸収した水気を葉から蒸発させて周りの熱を奪っていきます。

さらに、室内に水蒸気を含有している涼風を取り込めば、エアコンの使用を抑えられて省エネ効果が期待できます。

京都府の熱中症搬送は1,000人以上

京都府における救急搬送状況データをチェックすると、2019年が1,767人、2020年は1,509人、2021年は1,054人です。毎年1,000人を超えており、熱中症による搬送が多いことがわかります。熱中症は日中の暑い時間帯だけではなく、夜間に生じることもあるので、注意が必要です。昼間の暑さによるダメージが睡眠中に出るケースもあるのです。

熱中症は、真夏など暑い季節だけではなく、どの季節にも見られることがあるため、対策を講じていく必要があります。

参照元:京都府公式HP(https://www.pref.kyoto.jp/tikyu/adaptation/heat_stroke_data.html)

まとめ

日よけを設置したり、芝生や緑のカーテンなどを利用したりすると熱中症対策に有効です。熱中症は暑い季節だけではなく、1年を通して起こる可能性があるので、対策を講じていく必要があります。そして、断熱性や気密性を確保できる家を建ててくれる業者を選び、快適に暮らせる住宅づくりをすることが重要です。

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※2020年8月時点の調査をもとに作成しています。坪単価は、独自調査によるものです。住宅や土地、エリアによって異なりますのでご了承ください。